帆走指示書/2025.5.17ハウステンボスマリーナヨットレース
*「帆走指示書」はpdfファイルでもご覧いただけます。
主催・運営 |
上五島・奈良尾ヨットフェスタ実行委員会 ・奈良尾漁港賑わい創出協議会 ・ハウステンボスマリーナ ・長崎県外洋帆走協会 |
協力・協賛 |
・五島列島リゾートホテルマルゲリータ奈良尾 ・一般社団法人 新上五島町観光物産協会 ・HAIKIマリーナハーバー合同会社 ・株式会社エンマリンワークス |
1.適用規則 |
1.1.セーリング競技規則RRS 2025-2028に定義された規則が適用される(以下、「規則」又はRRS と略) 1.2.本大会帆走指示書およびレース公示、海上衝突予防法 1.3.オートパイロットの使用を可とする(RRSの「人力」を変更している) 1.4.レース公示と帆走指示書の間に矛盾が生じた場合は本帆走指示書を優先する |
2.レーティングについて |
本レースに参加する艇のレーティングは長崎県外洋帆走協会PHRFで行い、レーティングについては艇からの救済要求および抗議の対象とはならない |
3.帆走指示書の変更、競技参加者への通告 |
3.1.帆走指示書の変更がある場合は、5月17日午前6時まではハウステンボスマリーナ管理事務所前に設置する公式掲示板及びハウステンボスマリーナ公式ホームページ、大会公式LINEに掲示する 3.2.レース海面で帆走指示書の変更を行う場合は、本部船にL旗を掲げ、ホワイトボードおよび大会公式LINEにて内容を変更する ・L旗 ![]() |
4.日程 |
5月17日(土) 12:55 スタート予告信号 16:00 レースタイムリミット 18:00 表彰式・パーティー開場 18:30 開宴 |
5.出港連絡、乗員の変更(全クラス共通) |
5.1.大会当日の出港連絡を大会公式LINEまたは電話にて本部艇に連絡すること 5.2.乗員の変更は必ず5月17日(土)12:00でに大会公式LINEまたは本部艇に連絡すること |
6.参加艇のクラス分け |
6.1.クラス分けは下記のとおりとする。 ・レースAクラス ・レースBクラス 6.2.参加艇の各クラス分けはエントリーリストにて公表する |
7.ゼッケン(全クラス共通) |
7.1.参加艇は艇長会議で受け取った「ゼッケン」をレース中は艇バウ側左右のライフラインに取り付け、レース委員会が参加艇を特定できるようにすること 7.2.参加艇はハウステンボスマリーナ帰港後、ハウステンボスマリーナ事務所にて「ゼッケン」を必ず返却すること |
8.大会旗および本部艇・運営艇 |
本部艇、運営艇は次のとおりとする。 ・海上本部艇:ハウステンボスマリーナ旗を掲揚した艇(パワーボート) ・その他の運営艇:ハウステンボスマリーナ旗を掲揚した艇(パワーボート) ・ハウステンボスマリーナ旗 ![]() |
9.レースコース(レースA、Bクラスのみ) *9.2.は全クラス共通 |
9.1.下図に示すコースとする。(記載の緯度経度は目安である) ヨットレースエリア(約10.0nm) ・START・FINISH ハウステンボス沖(横曽根灯標付近)⇄ 川棚沖マークブイ ![]() |
10.スタートライン |
10.1.スタートラインはハウステンボス沖(横曽根灯標付近)とする 10.2.スタートラインはスターボード端にある「本部艇」のハウステンボスマリーナ旗フラッグポールとポート端にある「運営艇」のハウステンボスマリーナ旗フラッグポーの見通し線とする ・ハウステンボスマリーナ旗 ![]() |
11.スタートラインの変更 |
11.1.海上においてスタート地点を変更する場合は本部艇にL旗を掲げて通告する 11.2.レース参加艇はL旗を掲げた本部艇に続いて新しいスタート地点に移動すること ・L旗 ![]() |
12.ゼッケン |
12.1.レース参加艇は「ゼッケン」を艇バウ側左右のライフラインに取付ける こと |
13.スタート(レースA、Bクラスのみ) *13.5.はクルージングクラスに適用 |
13.1.全クラス同時スタートとし、予告信号は12:55とする 13.2.スタート信号は海上本部艇にて視覚信号および音声信号を発する ![]() 13.3.レース参加艇はスタート4分前までにエンジンを停止すること 13.4.スタート信号後15分以内にスタートしない艇は審問なしに「スタートしなかった(DNS)」と記録される(RRS付則A5を変更) |
14.個別リコール(レースA、Bクラスのみ) |
14.1.個別のリコール艇があった場合は、スタート信号の直後に本部艇にX旗を揚げ、音響信号1声を発する ・ X旗 ![]() 14.2.X旗は全てのリコール艇がリコールを解消した場合に降下する 14.3.リコールを解消しない艇があってもX旗はスタート信号の4分後には降下する 14.4.リコール艇への通告は行わない 14.5.リコールを解消しなかった艇は失格とする |
15.ゼネラルリコール(レースA、Bクラスのみ) |
15.1.ゼネラルリコールの場合は第1代表旗を揚げ音響信号2声を発する 15.2.ゼネラルリコール後の新たな予告信号は第1代表旗の降下1分後に13.1による信号により発する ・第1代表旗 ![]() |
16.コースの短縮 |
16.1.レース委員会はRRS32に規定された理由によりコースの短縮をすること ができる 16.2.コースを短縮する場合は海上本部艇にS旗を掲げ、音響信号2声を発する 16.3.コースが短縮された場合は川棚沖マークブイをポートサイドにみてS旗を掲げた海上本部艇との見通し線をフィニッシュラインとする 16.4.海上本部艇をスターボードサイド(右舷側)にみてフィニッシュすること (レースコース約5nmに短縮) ・S旗 ![]() ・コース短縮の場合のヨットレースエリア(約5.0nm) ・START ハウステンボス沖(横曽根灯標付近) ・FINISH 川棚沖マークブイ-本部艇 ![]() |
17.フィニッシュ |
17.1.コースのフィニッシュラインはスタートラインと同様海域とする 17.2.フィニシュラインはスターボード端にある「本部艇」のハウステンボスマリーナ旗フラッグポールとポート端にある「運営艇」のハウステンボスマリーナ旗フラッグポールの見通し線とする ・ハウステンボスマリーナ旗 ![]() 17.3.海上運営艇をスターボードサイド(右舷側)にみてフィニッシュすること |
18.規則違反に対するペナルティ方式 |
18.1.レース中にRRS第2章の規則に違反したかもしれない艇は2回転ペナルティを履行することができ、RRS31に違反したかもしれない艇は1回転ペナルティを履行することができる 18.2.「18.1.」に該当する艇はインシデント後できるだけ早く他艇から十分離れた後、1回のタックと1回のジャイブを含む回転を、同一方向に必要回数だけ速やかに行なう事により、1回転または2回転ペナルティを履行したこととする |
19.エンジンの使用 |
19.1.競技参加艇はレース中に動力としてのエンジンの使用は認められない 19.2.レース中とはスタート4分前の準備信号からフィニッシュをするまでをいう 19.3.ただし、競技参加艇は落水者救助、遭難船舶救助、他の船舶との衝突回避(緊急避難)、離礁、その他緊急かつ切迫した事態に対処するためにエンジンを使用することはできる |
20.タイムリミット |
20.1.タイムリミットは、16:00とする 20.2.スタート時にゼネラルリコール等でスタート時刻に遅れが出た場合にお いてもタイムリミットは変更しない 20.3.タイムリミットまでにフィニッシュしなかった艇は、「フィニッシュしなかった(DNF)」と記録される(RRS35を変更) 20.4.コースが短縮された場合のタイムリミットは15:00とする |
21.レースの成立 |
本レースは、レースA、Bクラスの何れかのトップ艇のフィニッシュをもって成立とする |
22.レースの延期 |
22.1.レースを延期する場合は本部艇にAP旗を掲揚するとともに音響信号2声を発する 22.2.延期されたスタートの予告信号はAP旗降下1分後に発する 22.3.AP旗降下時には音響信号1声を発する ・AP旗 ![]() |
23.帰港申告・リタイヤ |
23.1.ハウステンボスマリーナ帰港後にゼッケンを取外し、返納することで帰港申告とする 23.2.レースをリタイヤする艇は大会グループLINEまたは携帯電話にて海上本部艇に連絡すると共にハウステンボスマリーナ帰港後にゼッケンを返納すること |
24.レースの中止 |
24.1.レース委員会の裁量によりレースを中止する場合はレース当日12:00 までに、ハウステンボスマリーナ管理事務所前に設置する公式掲示板及びハウステンボスマリーナ公式ホームページ、大会公式LINEに掲示する 24.2.海上にてレースおよびクルージングを中止する場合は本部艇にN旗を掲揚し、音響信号を断続的に発するとともに大会公式LINEに掲示する ・N旗 ![]() |
25.レースおよびクルージング中止基準(全クラス共通) |
25.1.開催当日の風速が15m以上または視程1000m未満と予想される場合および落雷(荒天)等の理由により実行委員会が危険と判断した場合にはレースを中止または延期する |
26.抗議と救済の要求(レースA、Bクラスのみ) |
抗議しようとするレース参加艇は所定の抗議書に記入のうえ、自艇フィニッシュ後60分以内にレース委員会(ハウステンボスマリーナ事務所内陸上本部)に提出しなければならない |
27.順位の決定および成績算出方法(レースA、Bクラスのみ) |
27.1.A・Bクラス別に順位を決定する 27.2.長崎県外洋帆走協会レーティング(PHRF)による修正時間により成績を算出する 27.3.修正時間が同一の場合はTCF値の小さい艇を上位とする 27.4.長崎県外洋帆走協会レーティング(PHRF)についてはレース参加艇からの救済要求および抗議の対象とはならない |
28.表彰式・賞(レースA、Bクラスのみ) |
28.1.5月17日18:30以降にレースの成績発表と表彰式を行う 28.2.レース成績をもとに下記の賞を与える ・A,B 各クラスの1位~3位 ・レース参加艇全体のファーストホーム 他 28.3.表彰式パーティはハウステンボスハーバー内「旅客船ターミナル内」にて18:30より行う ・会場:ハウステンボスハーバー内・旅客ターミナル内 ・開場:18:00~ ・開宴:18:30~20:45頃まで ![]() |
29.参加艇の責任(全クラス共通) |
29.1.参加艇とその乗組員の安全に関する全ての責任は各艇にあるものとする 29.2.本大会の主催者、運営者、並びに後援団体、協賛団体、協力団体は、参加者によって引き起こされた第三者に対するいかなる損失、障害、死亡事故及び、参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害,沈没、破損等)および第三者に与えた損害については一切の責任を負わない 29.3.参加者は主催者が何も出来なかったと言う理由でその責任について追求できない。 29.4.参加艇がスタートするか否か、またレースまたはクルージングを続行するか否かの判断の責任は艇長にある 29.5.艇と乗員の安全確保は各艇が行い、乗員も安全確保に努めなければならない 29.6.Y旗の掲揚の有無にかかわらず、レースおよびクルージング中は参加者全員が法律で認められた個人用浮力体を着用すること。 ・Y旗 ![]() |
30.リスク・ステートメント |
RRSには『レースに参加するか、またはレースを続けるかについての艇の決定の責任は、その艇にのみある。』とある。本大会に参加することによって、それぞれの参加者は、セーリングには内在するリスクがあり、潜在的な危険を伴う行動であることに合意し、認めることになる。これらのリスクには、強風、荒れた海、天候の突然の変化、機器の故障、艇の操船の誤り、他艇の未熟な操船術、バランスの悪い不安定な足場、疲労による傷害のリスクの増大などがある。セーリング・スポーツに固有なのは、溺死、心的外傷、低体温症、その他の原因による一生消えない重篤な傷害、死亡のリスクである。本大会の参加者はリスクを認識した上で自分自身の責任で参加する。参加者は主催、運営団体が本大会への回航中、また本大会期間中に生じた物理的損傷または身体傷害もしくは死亡による損害にいかなる責任も負わない事を承認して参加する |
31.著作権・肖像権・個人情報 |
31.1.本大会に関する全ての著作権は実行委員会が所有する 31.2.参加者は自艇及び自身の映像や動画、名称が放送、出版、広告媒体へ露出されることについて同意するものとし、参加者はこれに対する対価を求めることなく主催者の独自の判断で使用する権利を与えるものとする 31.3.大会参加に際して提供される個人情報は「ならお海の駅利用申請(新上五島町への申請)、急病人や事故等発生時の海上保安部への情報提供、公式掲示板等の大会活動のみに利用するものとし、これ以外の目的に利用しない 31.4.大会グループLINEは大会終了後に実行委員会が削除する |
32.特別注意事項(全クラス共通) |
32.1.参加艇以外のすべての船舶の航行に支障をきたさないよう十分注意すること 32.2.漁労船とは十分距離を取って通過すること 32.3.大会海域には多くの定期船、遊覧船が運航しているため、定期船の運航を妨げないよう、十分に注意すること *大会海域を航行する定期船、遊覧船は下記画像 |
[モササウルス](ハウステンボス~ジュラシックアイランド) |
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[安田産業汽船](ハウステンボス~長崎空港) |
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33.連絡先 |
![]() *本部艇、運営艇との連絡は大会公式グループLINEにて行うものとし、電話での連絡は陸上本部(0956-27-0258)を通じて行うものとする |
以上